インフォーマルミーティング議事録

日時: 3月29日(土曜) 17時~19時
場所: 東北大学川内キャンパス WB 会場
参加人数:46名

議題

1.領域2の運営体制について

1)    アドバイザリーボードの設置

領域2の活性化のための議論を行う場として設置した旨、吉田領域代表より説明があった。現在の体制は、藤原、田中、伊藤、木田、藤田、谷川、高部、矢木、柴田、寺澤、吉田(領域代表)、長崎、児玉、大野(以上領域2世話人)。

2)    領域代表および世話人の選出方法

現在は世話人による推薦によって選出されているが、今後インフォーマルミーティングでの推薦なども考慮する。
領域代表および世話人の任期は公式には1年であるが、領域2では任期を2年とすることを確認した。また次期(2003年11月から2004年10月)世話人としては、加藤(産総研)、安藤(金沢大学)、坂和(名古屋大学)各氏を再任(2年目)した。

3)    メイリング・リストの整備など

領域2のメイリング・リストへの登録について依頼した。登録希望者は、
    yagi@riam.kyushu-u.ac.jp
まで連絡をする。当面の間、九大・矢木先生にボランティアでメーリング・リストの管理をお願いする。

2.分野の再編と活性化について

1)    核融合,プラズマ宇宙物理,基礎・応用の三分野編成

分野の構成についての議論を行った。主な意見は下記の通り。
#基礎・応用というのは意味不明。基礎と応用は分けるべきである。
#基礎・応用は、プラズマ科学ということではないか。
#プラズマ宇宙物理という分野の設置の意図は何か。
 -プラズマ宇宙物理という分野を発展させる必要がある。
- 天文学会などとの相互乗り入れの合同セッションを考える。
#プラズマ・核融合学会との棲み分けが重要である。プラズマ・核融合学会が装置中心であるのに対して、物理学会は物理を中心に据えるべきである。
#領域内分野再編の意義はどこにあるのか。
  -キーワードの改訂とシンポジウム・招待講演への対応
  -シンポジウムは、各分野で立案し順番で実施していくことも考えられる。
#シンポジウムは、年会と分科会を考慮した開催も必要ではないか。
#APS型の学会開催もよいのではないか(全体、分野別)
  -分野別開催は魅力的ではあるが、現在は事務サイドで対応できない。
#分野名は、他の学会との重なりを考えてもっと具体的な名前にすべきでは。たとえばプラズマ宇宙物理では、スペース、アストロなど。
#提案されている分野名で、他分野の参加者が期待できるのか。むしろ領域2で閉じてしまわないか。
#提案されている分野名と現在の分野別の講演数分布との関係は?
 -現在プラズマ宇宙物理というセッションはない。関連する発表は、プラズマ基礎などで行われている。

2)    科研・特定領域などの構想

#特定領域などの申請に向けて、アドバイザリーボードで議論する。
#インフォーマルミーティング参加のメリットになり得る。
#共同研究(核融合研、原研など)に関する議論も良いのではないか。
#ワーキンググループを設置して、特定の目的を対象とした議論を行うべきである。
 -アドバイザリーボードの設置の趣旨は、上記と同じ。
 -個別の目的を対象としたインフォーマルミーティングも可能。

3.企画に関する決定

1)    招待講演

九大矢木先生提案の下記招待講演が承認された。
    発表者: Jiquan Li
    タイトル: Interaction among different spatio-temporal scale fluctuations and associated transport dynamics based on gyro-fluid model
    和訳: ジャイロ流体モデルに基づく異なった時空間スケールの揺らぎ間相互作用と輸送ダイナミックス

2)    シンポジウム

領域代表(東大・吉田)まで提案する。提案方法、締切などについてはメーリング・リストを利用して周知する。担当世話人を決定する。

3) 論文賞の推薦

    論文賞の推薦方法などの現状について議論を行った。今後積極的に推薦を行えるよう、良い論文をJournal誌に投稿するよう依頼があった。

4.情報交換

1)    人事関係情報

今後人事関係の情報をメーリング・リストを通じて伝達することが承認された。
インフォーマルミーティングをつうじて、廃棄装置の情報、利用可能な計算機コードの情報交換が可能になると良いという意見が出された。

(議事録:大野 哲靖)